ギャングス

1976年、「リトル・ギャング」の松原、曽我と、「白虎隊」の大野、長谷部が合体することで結成し、川﨑麻世のバックバンドとして活動。また、渋谷哲平のバックも時折担当した。
バックバンドの活動以外にも、同年に「ジャニーズ少年団」の一員として、日本テレビの早朝子供番組『おはよう！こどもショー』のオープニングテーマや挿入歌を発表したり、1976年から1980年までテレビ朝日の子供番組『とびだせ！パンポロリン』に、歌と体操のお兄さん役でレギュラー出演し、子供向けの歌を歌うアイドルグループとしての側面も見せていた。
『ヤンヤン歌うスタジオ』（テレビ東京）にもバックダンサーとしてレギュラー出演開始。榊原郁恵の『いとしのロビン・フッドさま』（1978年）、『夏のお嬢さん』（同年夏）、『ラブジャックサマー』（1979年夏）、大場久美子『ディスコ・ドリーム』（1978年）、榊みちこ『I.I.YO,I.I.YO.』（1979年）、相本久美子『チャイナ・タウンでよろめいて』（1979年）、高見知佳『ミスター・レイン』（1979年夏）、石川ひとみ『ハート通信』（1979年夏）、壺井むつ美『高校野球』（1980年）、大橋恵里子『渚 FRIDAY NIGHT』（1980年）など、数多くの女性アイドル歌手のバックを務めた。
1978年、松原が「エンゼルトリオ」としての活動も並行して開始。
同じく1978年、音楽経験が豊富だった伊藤栄悟が新たに加入。同年10月27日～29日にはメンバー5人で、日劇『ヤング！ロックン・ロール・フィーバー』に出演。
1978年秋、松原がドラマ『ゆうひが丘の総理大臣』の撮影で忙しくなったため、まだ『3年B組金八先生』でデビューする前だった田原俊彦が、『とびだせ！パンポロリン』に松原の代役として数ヶ月間出演。
グループ最後期の1980年、更に新メンバーとしてボーカル担当の柴谷英樹を迎えたが、その後すぐにバンド名を「ANKH」に変え、同年7月21日にレコードデビューした。

エピソード

ギャングスが当時理想として目指していたバンドは、アメリカのオズモンズだった。
楽器パートは、大野がギター、長谷部がドラムというのは最初から決まっていたが、残りのパート（ギターとベース）を決める際、松原と曽我の間で「ベースなんて地味だから嫌だ」と、ギターを取り合って喧嘩になった。そして最終的にジャンケンの3回勝負をして曽我が勝ち、松原がベース、曽我がギターに決まった。
近藤真彦がギャングスの付き人を経験している。