リトル・ギャング
リトル・ギャングとは、ジャニーズ事務所において最初のデュオグループ。 1974年10月結成。 1976年消滅。
略称:L・G、リトギャン。 旧名:ヒデキ&ヤッチン。 「リトル・リーブス」の後身であり、「ギャングス」の前身。
※ メディアなどで「KinKi Kidsはジャニーズ初のデュオグループ」と報じられることが多々あるが、それは誤り。
リトル・ギャング以外にも、後期の「VIP」もデュオであり、シングルもリリースしている。
メンバー
- 松原秀樹 (まつばら ひでき、愛称:ヒデキ、1961年11月2日生まれ)
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大阪市住吉区出身。 当時中学2年生、身長:155cm、体重:38kg。
- 曽我泰久 (そが やすひさ、愛称:ヤッチン、1963年1月7日生まれ)
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東京都北区赤羽出身。 当時中学1年生、身長:138cm、体重:28kg。
概要
- 4人グループ「リトル・リーブス」のメンバーだった松原秀樹と曽我泰久の2名が、1974年10月よりテレビ東京『歌えヤン!ヤン ! !』に「ヒデキ&ヤッチン」としてレギュラー出演開始。
(当時はまだ「リトル・リーブス」の内部ユニット扱い)
- 1975年7月25日、RCAビクターよりシングル『アイ・ラブ・ユー』でレコードデビュー。
その際、コンビ名が「リトル・ギャング」に改称され、リトル・リーブスからも独立した。
リトル・リーブスの方は残りのメンバー2人だけでしばらく存続させていたが、1975年の秋頃に消滅。
- 1976年1月、アメリカから来日していたソウルグループ「ザ・スタイリスティックス」のステージで共演を果たす。
(1976年1月13日&14日に中野サンプラザホール、そして1月19日にはJJSと日本武道館で)
- リトル・ギャングは変声期前の高音ボーカルが売りだったが、松原が半年も経たずに変声期になってしまい、シングル2枚、アルバム1枚を残しただけで、1976年に突然消滅。
同時にメンバーを2名追加して「ギャングス」に改名した。
- 2006年10月、リトル・ギャングの名前を流用した関西ジャニーズJr.内ユニット「Little Gangs」が誕生。
エピソード
- 1stシングルと1stアルバムのジャケットで2人が着ている白のスリーピースのスーツは、メリー喜多川の「子供をギャングにするなら、いい物を着せなくちゃダメ!」というこだわりから、「ベビードール (別表記:Baby Doll)」(イタリアンレストラン「キャンティ飯倉片町本店」の1階にあったブティック。キャンティのオーナー・川添浩史の2人目の妻である川添梶子が運営。専属仕立て職人:五十嵐司)に依頼して、質の良い生地で仕立てて貰った高級スーツ。
主な出演作品
バラエティ番組
- 歌えヤン!ヤン ! ! (1974年10月 - 1975年3月27日、テレビ東京) レギュラー
- ぎんざNOW! (TBS) 火曜レギュラー
- 金曜10時!うわさのチャンネル ! ! (日本テレビ) レギュラー
- ベスト30歌謡曲 (1975年、テレビ朝日)
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リトル・リーブス時代にはレギュラー出演もしていた番組。
司会はおりも政夫、井上順、サミー。
- ヒット ’75 (1975年4月13日 - 9月28日、日本テレビ) レギュラー
- ドカドカ大爆笑 (1975年5月 - 9月25日、テレビ朝日) レギュラー
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番組自体は4月3日からスタートしていた。
- レッツゴーヤング (NHK総合)
- 1975年11月9日 (『アイ・ラブ・ユー』を披露)
- 1976年1月18日 (『恋はチクチク』を披露)
- 第2回 ヤング 歌の祭典 (1976年5月5日、NHK総合) 郷ひろみ、豊川誕、JJS、殿ゆたかも出演
- おはよう!こどもショー (日本テレビ)
ラジオ
- 第2回 ヤング 歌の祭典 (1976年5月5日、NHKラジオ第1) 郷ひろみ、豊川誕、JJS、殿ゆたかも出演
CM
- 日清食品・カップラーメン 「ジョイカップ101 (いちまるいち)・みそ味」
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(1975年9月 - 。 販売価格は当時100円。「顔のマズさは父譲り 頭の悪さはハハハハハ でもさ 俺のハートはJOYなのだ♪」という歌詞のCMソングも歌っていた)
- 日清食品・カップラーメン 「ジョイカップ101 (いちまるいち)・しょうゆ味」
舞台
- ライブ・ミュージカル 「少年たちパートU 〜 青春の光と影」
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(「フォーリーブス結成10周年記念リサイタル VOL.1」にて。1976年3月31日 - 4月7日、全国公演。作:小原弘亘 (後の小原弘稔)。演出&振付:山田卓。振付助手:飯野おさみ)
ステージ
- ジャニーズ・ジュニア ファーストコンサート
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(1975年4月5日&6日:中野サンプラザホール、ほか5月5日まで)
- ’75 サマーキャラバン ジャニーズ・ジュニア・コンサート
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(1975年7月25日 - 8月16日) ゲストとしての出演
- 第54回 日劇ウエスタン・カーニバル 〜 ジャニーズ・ファミリー・フェスティバル
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(1975年8月27日、日本劇場)
- 第55回 日劇ウエスタン・カーニバル (1976年3月24日 - 28日、日本劇場) 3月26日のみ不参加
- 緑の森のウエスタンカーニバル (1976年6月27日、日比谷野外音楽堂)
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JJS、川ア麻世、あいざき進也、レモンパイらと共演。
- 第56回 日劇ウエスタン・カーニバル (1976年8月24日 - 28日、日本劇場)
ディスコグラフィ
シングル
- アイ・ラブ・ユー c/w 幼な友だち (1975年7月25日)
- 恋はチクチク c/w 愛の挑戦者 (チャレンジャー) (1975年12月25日)
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A面曲のメロディーは、ヴァン・マッコイの『ハッスル』のパクリ。
アルバム
- アイ・ラブ・ユー (1975年10月5日、RVH-7001)
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当初は同年8月25日発売の予定だったが、10月5日に延期になった。
オムニバスアルバム
- ディスコ歌謡コレクション BMGファンハウス編 (2002年2月25日) 『アイ・ラブ・ユー』を収録
レコード化されていない楽曲
- 日清食品のカップラーメン「ジョイカップ101 (いちまるいち)」シリーズのCMソング (1975年)
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「顔のマズさは父譲り 頭の悪さはハハハハハ でもさ 俺のハートはJOYなのだ♪」という歌詞だった。
- 恋のウンブギラー (1976年)
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略称:ウンブギ、ブギラー。
JJSとのジョイントユニット 「ジャニーズ・ジュニア・ファミリー」 名義での楽曲。
TBSのバラエティ番組『ぎんざNOW!』で何度か披露された。
「可愛い子猫ちゃん踊ろうよ」という歌詞で始まる曲で、首の周りにヒラヒラが付いたピエロのような衣装で歌われた。 曽我の高音のソロ部分があったり、曲がスローテンポになる箇所ではJJSの林正明が曽我を肩車する演出もあった。 ファンの間では名曲と評されるほど人気が高かったにもかかわらず、レコード化も著作権登録さえもされていない幻の楽曲。
雑誌
- 週刊少女フレンド (1975年8月5日号、講談社) 「ヒットソングジャケット」
- 月刊セブンティーン (1975年9月号、集英社)
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「『アイ・ラブ・ユー』でデビューしたリトル・ギャング 地球上の女の子のハートを略奪」
- 近代映画 (1976年1月号、近代映画社) 「新聞 リトル・ギャング」
- 他・・・
外部リンク
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