元気Jr.

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「元気Jr.」（げんきジュニア）とは、1995年にバラエティ番組『天才・たけしの元気が出るテレビ ! !』（日本テレビ）内の公開オーディションコーナー「元気ジャニーズ予備校」で選ばれたジャニーズJr.に対し、ファンたちが呼んでいた俗称。 略称：げんジュニ。

このコーナーは1995年2月26日のオンエア分よりスタート。 第1期と第2期が存在する。 審査員は雑誌『Myojo』の編集長・各務勝、雑誌『Wink up』の編集長・東原弘志、女流写真家・安珠、振り付け師・南流石、そしてKinKi Kidsが務めた。
第1期オーディションは単発テレビドラマ『金田一少年の事件簿　学園七不思議殺人事件』（1995年4月8日放送）への出演も同時に審査された他、後に「V6」のメンバーとして活躍する岡田准一を輩出した。

第1期生

　オンエア日：1995年2月26日、3月12日、3月19日。
　応募総数：約1,000通。　オーディション参加者：約100名。
　最終候補者：11名。　オンエア上での最終合格者：3名。

　合格者

• 岡田准一　
  
• 平俊之

  　　　

  　　　

  1977年生まれ。神奈川県出身。テレビドラマ『金田一少年の事件簿　学園七不思議殺人事件』の審査にも合格し、男子生徒役で出演した。
  後に中外製薬株式会社に就職し、MR（Medical Representativeの略で、医薬情報担当者、製薬企業の営業）となった。

• 渡辺瑠威

  　　　

  　　　

  1981年生まれ。山梨県出身。 1995年2月26日のオンエアではバック転を披露した。
  後に日本大学理工学部社会交通工学科（地盤工学研究室）に進学。 卒業研究（卒業論文）のタイトルは、「軽量地盤材料現場発泡硬質ウレタンの収縮抑制に及ぽす補強材混入方法の影響」。（なお、社会交通工学科は2013年4月より交通システム工学科に改称）
  大学卒業後は立川市の不動産会社に就職。

　その他

• 安倍将彦

  　　　

  　　　

  　
  　
  あんばい まさひこ。1981年生まれ。東京都出身。
  最終候補者まで残るも、不合格となった。 しかし1995年4月23日に行われた通常のJr.オーデョションに呼ばれて合格し、ジャニーズに入所した。
  芸能界引退後は、腕時計ブランド「BREITLING （ブライトリング）」の伊勢丹相模原店に就職。

• 浜田一男　

  　　　

  　　　

  1995年2月26日放送の初回オーディションに参加するも、最終候補者に入れず、オンエアにも映らなかった。 しかし同年4月23日に行われた通常のJr.オーデョションに呼ばれて合格し、ジャニーズに入所。

• 尾身和樹　

  　　　

  　　　

  1995年2月26日放送の初回オーディションに参加するも、最終候補者に入れず、オンエアにも映らなかった。 しかし同年4月23日に行われた通常のJr.オーデョションに呼ばれて合格し、ジャニーズに入所。

第2期生

　オンエア日：1995年5月28日、7月2日、9月24日。
　最終候補者：5名。　オンエア上での最終合格者：1名。

　合格者

• 市村俊英 （埼玉県出身）

　その他

• 木村伸一

  　　　

  　　　

  　　
  きむら しんいち。 1976年12月8日生まれ。大阪府大阪市出身。A型。
  （※ アイドル雑誌では「1977年生まれ」と記載されていたが、これは木村が自分の生年の「西暦」を把握しきれておらず、取材を受けた年の「1995年」から単純に当時の自分の年齢「18歳」を引いた「1977年」が自分の生まれた西暦だと勘違いし、スタッフに申告してしまったのが原因だった）
  特技：器械体操 （特に床運動）。 好きな女性タレント：篠原涼子。
  最終候補者に選ばれたが、実際は1995年1月8日（高校3年の3学期）からジャニーズ事務所に入所しており、既に「関西ジャニーズJr.」のメンバーとして雑誌にも登場していた。 ジャニーズ事務所へは、親戚の応募によりジャニー喜多川から直接電話が来るが、芸能界に興味が無かったために断った。 しかしバイト先のファーストフード店にまでジャニーから「今から大阪厚生年金会館に来てよ」と電話が来て、特待生として入所した。
  高校を卒業して上京し、一人暮らしを開始。 新聞配達やとんかつ店でアルバイトをしながら専門学校に通った。 そして『元気が出るテレビ』のオンエアではまだオーディションが途中の段階だったにもかかわらず、1995年6月発売の雑誌『Myojo』（同年8月号）にて、「第2回 ジャニーズ予備校の合格者」として早くも掲載されていた。
  木村は当時、岡田准一と共に「V6」のメンバー候補にされており、ジャニーズ予備校で合格したことにして話題性を作ってデビューする予定で、デビュー会見の日時まで知らされていた。 そんな中、ジャニーズ喜多川から肛門性交を強要され、その報酬として5万円を渡されたが、以降はジャニーからの誘いを拒み、合宿所に行かなくなった。 その結果、ジャニーから嫌われてしまい、V6のメンバー候補からも外され、木村抜きでデビュー会見が行われた。 そして木村は既にジャニーズJr.として活動していたにもかかわらず、番組の最終審査では「不合格扱い」にもさせられた。 ジャニーによるこのあからさまな相次ぐ“ハシゴ外し”によって居場所を失い、1995年9月をもって退所した。
  その後「有限会社 ZONE」へ移籍するも、決まっていた仕事がジャニーズ事務所からの圧力によってクランクイン直前でキャンセルになることが続いたため、身元を隠すためにやむなく「鮎川真一」に改名。 1996年の「第9回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」にも「鮎川真一」名義でノミネートされた。 更にその後、「木村圭介」に改名。 しかしピンク映画の仕事しか来ない状況に限界を感じ、21歳で芸能界を引退した。
  2023年、ジャニー喜多川の性的児童虐待が一気に社会問題化したことを受け、同年5月10日にジャニーズ事務所に電話をかけ、自分もジャニーからの性被害者であることを相談した所、「担当の者が今居りませんので、折り返し電話します」と木村に言ったまま、電話が来ずに黙殺される。[1]
  事務所は全く当てにならないと判断し、同年5月後半、既にジャニー喜多川からの性被害を告発していた元ジャニーズJr.の橋田康に連絡を入れ、自分もジャニーからの性被害者であることを伝える。
  同年9月21日発売の『週刊文春』（9月28日号）にてジャニー喜多川からの性被害を告発。[2]、[3]
  同年9月22日、YouTubeチャンネル「Arc Times」のライブ配信にリモート出演。[4]、[5]
  同年9月23日、「ジャニーズ性加害問題当事者の会 （Johnny's Sexual Assault Victims Association）」（略称：JSAVA）への参加を公表。
  
  同年9月28日、東京新聞にインタビュー掲載。[6]
  同年10月2日、ジャニーズ事務所の2回目の記者会見について、東京新聞のインタビューに応える。 「新会社に所属タレントを移したら結局、今の事務所が存続することとほとんど変わらない。本来は所属タレントを他の芸能事務所に移籍させ、事務所の芸能活動をなくすべきだ」と指摘。[7]

• 黒田航平

  　　　

  　　　

  1995年5月28日放送の初回オーディションに参加するも、最終候補者に入れず、オンエアにも映らなかった。 しかし同年11月26日に行われた通常のJr.オーデョションに呼ばれて合格し、ジャニーズに入所。

関連項目

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• ジャニーズJr.　
• ジャニーズJr. 一覧 （五十音検索）
• ジャニーズJr. （関東組） 一覧　
  • 1950年代生まれ　
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  • 2000年代生まれ　
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