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松元治郎

   


松元 治郎(まつもと じろう、本名:同じ、1970年12月11日 - )は、東京都西東京市出身の元・歌手。 ジャニーズJr.を経て、ビーイングのバンド「WANDS」の第3期ボーカリストとしても活動した。  WANDS時代の芸名:和久二郎(わく じろう)。 身長:178cm、体重:65kg、血液型:B型。


 


ジャニーズ時代の参加ユニット



来歴

  • 15歳だった1986年、高校を半年で中退してくすぶっていた頃、何かやりたいという思いからジャニーズ事務所に履歴書を送る。 オーディション会場には100名ほどの受験者が居たが、その中から松元だけがジャニー喜多川に「You、この後ご飯食べよう」と声をかけられ、そのまま入所となった。 以後、20歳までの5年間に渡りジャニーズJr.として活動。 当時一番仲が良かったのは、2歳下の中居正広だった。 事務所を退所後はトラックの運転手を6年半経験。

  • 18歳の時に東京ドームで観たボン・ジョヴィのコンサートに衝撃を受けて以来、多くの観客を魅了するボーカリストになりたいと、プロになる決意をしていた。 そして、トラック運転手として働いている最中にハンドルを握りながら大声を張り上げて歌うという自己流のボーカルトレーニングを続けながら、ビーイング主催の「第8回 B・A・Dオーディション」(過去回の出身者は森友嵐士や大黒摩季ら)に、WANDSの曲『Little Bit...』を吹き込んだデモテープを送る。 その結果、松元の力強い声がスタッフの耳に留まり合格。 ビーイングのグループ会社「株式会社 B.M.F.」に所属し、1997年9月3日、WANDSの第3期ボーカリスト・和久二郎として、B-Gram RECORDSより『錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう』でCDデビューを果たした。
    「和久二郎」という芸名に決まった理由は、元々「WANDS」というバンド名の由来が、タロットカードの「幸福の杖(WAND)」の複数形から始まり、後付けで初代メインメンバーの名前のイニシャル「上杉昇(WESUGI SHOW) → W AND S」、「上杉(WESUGI)&柴崎 → W AND S」も引用されていたことによる。 その上杉と柴崎が1996年に脱退したため、新メンバーの2人もイニシャルが当てはまるようにしようと、それぞれに「和久二郎」、「杉元一生 (本名:安保一生、愛称:スギーニョ)」という芸名を付け、再び「W AND S」になるようにした。

  • 第3期WANDSは、シングル4枚、オリジナルアルバム1枚を発表したが、2000年3月に公式サイト上で「解体 (解散)」を表明した。 和久の歌声は初代ボーカル・上杉の声質にあまりにも似ていたことから、常に上杉と比較されては叩かれ続け、その上バンドもわずか2年半で解散となってしまったため、和久は「悲劇のボーカリスト」、「第3期WANDSとしてではなく、全く新しいバンドとしてデビューしていたなら、息も長くもっと売れていたはず」と言われている。

  • ゲットゥープロモーション」に所属して2年契約を結ぶ。 新たな音楽活動を目指して作詞・作曲を始めるが、目立つ活動には至らなかった。

  • 2004年2月より、新たな事務所「株式会社 ラプター」内の「LAPLAND (ラプランド) 事務局」に所属してソロアーティストとしての活動開始を表明。 公式サイトを立ち上げ、自宅で制作した楽曲のデモ音源を公開していたが、それ以上の具体的な活動が何も無いまま、2005年1月末日には事務所との契約が切れ、公式サイトも後に閉鎖された。
    その後は音楽業界から引退し、東伏見(西東京市富士町)にてバリをイメージしたBar「GRABS (グラブス)」を開店。 経営者 兼 マスターに転身した。

  • 第三期「WANDS」の元メンバー、安保“Suginho”一生(元・杉元一生)の2009年7月22日付のブログ記事にて、久々に顔写真を公開した。[1]
    更に2011年3月28日に目黒LIVE STATIONで行われたライブイベント「“LIVE CIRCUS” Act.01」にて、安保一生率いるバンド「Suginho Session (スギーニョ・セッション)」のシークレットゲストボーカルとしてサングラス姿でサプライズ登場。 尾崎豊の『僕が僕であるために』をカバーし、久々に歌声を披露した。

  • 2012年4月12日、突如YouTubeに新曲『少年』のMV(デモバージョン)をUP。 安保一生の支援を受け、同年中のCDリリースとライブを目標にソロシンガーとして活動再開することを明らかにした。

  • 同年10月12日、7曲入りの1stCDミニアルバム『Reverb』をリリース。

  • 同年12月2日、六本木・morph-tokyoにて初ワンマンライブとなる「松元治郎 1st LIVE」を開催。 新作アルバム『Reverb』やWANDS時代の楽曲は勿論のこと、B'zの『いつかのメリークリスマス』のカバーも披露。 当日のセットリストは、公式サイトと、安保一生のTwitterにて後日アップされた。

  • 2013年11月頃から2ndミニアルバムの制作を開始したが、すぐに制作が中断。 約2年後の2015年9月より制作を再開。

  • 2016年2月2日、2ndミニアルバム『I come back again』をリリース。

  • 同年3月13日、初台DOORSにてライブ「松元治郎 2nd LIVE」を開催。

  • 2018年、オフィシャルサイトを閉鎖。 Bar「GRABS」の経営からも降り、就職して会社員となった。


人物

  • 趣味:サーフィン、ビリヤード

  • 好きなアーティスト:ベン・ハーパー、ジャック・ジョンソン、レニー・クラビッツ、スティーブン・タイラー、ノエル・ギャラガー、ETC、サミー・ヘイガー、エアロスミス、ニルヴァーナ、井上陽水、桑田佳祐、尾崎豊、森重樹一(ZIGGY)、稲葉浩志、桜井和寿

  • ジャニーズ事務所に在籍していた頃から既に歌には自信があり、楽屋でもいつも唄っていた。 尊敬するボーカリストはB'zの稲葉浩志。 WANDSの前任ボーカリストである上杉昇についても、「表現力も素晴らしく、尊敬している(要約)」とのこと。 ちなみに年齢は、松元の方が上杉より2歳上である。

  • テレビ番組の取材を多数受けることで有名なスーパーマーケットチェーン「アキダイ」を経営する有限会社アキダイの社長・秋葉弘道(1968年生まれ、埼玉県三芳町出身)と親しい間柄にある。
    また、政治活動家の荒川ヒロシ(本名:荒川寛、1969年11月12日生まれ、武蔵野大正サービス株式会社代表取締役社長)は、隣の中学(田無第二中学)の先輩であり旧友。 2005年12月23日に松元のBar「GRABS」に荒川が偶然訪れ、久々の再会を果たした。 ちなみに荒川は元・忍者高木延秀とも非常に親しい人物。

  • WANDS時代からサングラスをかけることが多いが、「おしゃれ」のためではなく「照れ隠し」である。

  • 顔が似ている有名人:反町隆史、赤西仁


ディスコグラフィ

ソロ作品

  • Reverb (2012年10月12日)
      1stCDミニアルバム。 公式サイトから通販限定、およびライブ会場限定のインディーズ販売。 価格:¥2,000。 全曲、作詞:松元治郎、編曲:安保一生。 予約特典は直筆サイン入り写真カード。
      1. 彼方に浮かぶ月
          作曲:綿貫正顕。 WANDS時代のお蔵入り曲。 2012年6月10日にYouTubeでMV(デモバージョン)を先行公開。撮影地は松元が経営するBar「GRABS」。
      2. Afterglow (作曲:松元治郎)
      3. Journey
          作曲:木村真也。 2012年8月24日にYouTubeでMV(デモバージョン)を先行公開。
      4. Blindness (作曲:松元治郎)
      5. 逃亡者 (作曲:安保一生。アルバム中で最もワイルドな作品)
      6. 少年
          作曲:松元治郎。 2012年4月12日にYouTubeでMV(デモバージョン)を先行公開。
      7. 古傷
          作曲:松元治郎。 2004年に旧公式サイトで試聴公開されていた楽曲で、今作で初めて正式に音源化。

  • I come back again (2016年2月2日)
      2ndCDミニアルバム。 公式サイトから通販限定、およびライブ会場限定のインディーズ販売。 価格:¥2,000。 全曲、作詞:松元治郎、編曲:安保一生。 予約特典は松元の手形が付いた半紙。
      1. I come back again
          作曲:松元治郎。 イントロは前作アルバム『Reverb』の楽曲をごちゃ混ぜにして波のようにしたもの。
      2. Farewell, my love
          作曲:綿貫正顕。 イントロのピアノは編曲担当の安保一生が弾いている。
      3. Next World (作曲:木村真也)
      4. Lip Server (作曲:安保一生)
      5. その眼差しだけが
          作曲:木村真也。 綿貫正顕が本アルバムの一押しとして本曲を上げている。
      6. Shake it off (作曲:安保一生)
      7. 在るべき場所へ (作曲:木村真也・松元治郎)

第3期 WANDS

  シングル

  • 錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう c/w Try Again (1997年9月3日)
  • Brand New Love c/w Hurts Good (1998年2月11日)
  • 明日もし君が壊れても c/w Soldier (1998年6月10日)
  • 「今日、ナニカノハズミデ生きている」 c/w FREEZE (1999年3月31日)

  オリジナルアルバム

  • AWAKE (1999年10月27日) オリコン最高位18位

   WANDSの歴代シングル売上推移 (オリコン調べ)

   


客演

  • ZARD 『Brand New Love』
      ZARDの8thアルバム『永遠』に収録。 1999年2月17日。 松元はコーラスで参加。

CD化されていない楽曲

  • meaningless kiss
  • ハレイワの波、そして君
      上記2曲は2004年に旧公式サイトで試聴公開されていたもので、正式な音源化はされていない。


主な出演

ラジオ

  • Dyna-mix Airplay (2012年12月31日、FM JAIGO WAVE) コメント音声での出演

ライブ

  • “LIVE CIRCUS” Act.01 (2011年3月28日、目黒LIVE STATION)
      安保一生率いるバンド「Suginho Session (スギーニョ・セッション)」のシークレットゲストボーカルとして参加。 尾崎豊の『僕が僕であるために』を披露。
  • 松元治郎 1st LIVE (2012年12月2日、六本木morph-tokyo)
      初のワンマンライブ。 チケット料:前売¥4,400 / 当日¥4,900。
      終演後には、CD『Reverb』を持参している観客を対象に、「握手&サイン会」も開催した。
  • 松元治郎 2nd LIVE (2016年3月13日、初台・LIVE BAR The DOORS)

デジタル写真集

  • 男写 〜DAN-SHA〜 (2004年、撮影:中村豊美) - 「和久二郎」名義

雑誌

  • FRIDAY (2021年2月19日号、講談社) インタビュー掲載


外部リンク








出典:フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』より改訂
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