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たのきんトリオ

      


たのきんトリオとは、ジャニーズ事務所に所属していた田原俊彦(トシちゃん)、近藤真彦(マッチ)、野村義男(ヨッちゃん)の3名のソロタレントに対する総称で、1980年代前半に大活躍した。 正式なユニットではない。 公式ファンネームは「たのきん族」。




グループ名変遷

  1. たのしいトリオ) (「たのきん」のネーミングの元ネタとなったグループ構想)
  2. 金八トリオ (俗称)
  3. 悪ガキトリオ 
  4. たのきんトリオ 


メンバー

  • た  - 田原俊彦 (1961年2月28日、横須賀市生まれ、甲府市育ち、B型、愛称:トシちゃん、イメージカラー:赤)

  • の  - 野村義男 (1964年10月26日生まれ、中野区出身、A型、愛称:ヨッちゃん、イメージカラー:青)

  • きん - 近藤真彦 (1964年7月19日生まれ、神奈川県大和市出身、O型、愛称:マッチ、イメージカラー:黄)


概要

  • 1979年10月、TBSテレビ『3年B組金八先生』の生徒役で3名揃ってドラマデビュー。 やがて、「金八トリオ」の俗称で呼ばれるようになる。

  • 翌1980年4月1日、当時ジャニーズ事務所が2Fにあった六本木のフォンティーヌ・ビルの地下の劇場「アトリエ・フォンテーヌ」にて、3人の初イベント『金八トリオ・ファンの集い』を開催する予定だったが、会場から六本木の駅までファンで埋め尽くされるほどの、予想をはるかに上回るファンが来場したため、パトカーが何台も出動し、公演は中止となった。

  • 続いて、フジテレビのドラマ『ただいま放課後』の撮影がスタート。 このドラマの中で、「悪ガキトリオ」というグループ名を命名される。 人気はますます過熱していき、放映回数も当初の予定より延長された。 また、雑誌『週刊セブンティーン』(集英社)にも毎週登場するようになる。

  • 1980年5月5日、虎ノ門の久保講堂にて改めてファンの集いを開催。 1日5回公演で1万5000人を集客した。

  • 3人に対する正式な愛称を決めるため、公募を行ったところ、約2万8000通のハガキが寄せられた。 しかし、ジャニーズ事務所の社長・ジャニー喜多川は全ての案を却下し、自ら考案したネーミングを採用。 そして、同年5月11日、神奈川県厚木市の東京工芸大学・厚木キャンパスのグラウンドにて行われた、テレビドラマ『ただいま放課後』の公開ロケイベント「放課後青空カーニバル」にて、3人に対する愛称「たのきん」と、3人のファンに対する愛称「たのきん族」が、約1万2000人のファンの前で発表された。(発表時は、あくまで公募の中から選んだとし、ジャニーが考案したことは伏せられた)
    ネーミングの由来は、3人の苗字の頭文字「田」、「野」、「近」をつなぎ合わせたもので、近藤の「近」を「こん」ではなく「きん」と読ませたのは、パラキン (ダニー飯田とパラダイス・キング)、 殿キン (殿さまキングス)、 クリキン (クリスタルキング) などをもじったためであった。
    田原は「たのきん」のネーミングについて、後に自伝『職業=田原俊彦』(2009年6月刊)にて、「たのきんトリオの響きはどこかおっちょこちょいなイメージがあり、今でこそ言えることだけれど、僕個人はあまり嬉しくなかった」と明かしている。
      ドラマ『ただいま放課後』で3人と共演していた俳優の寺泉憲が、2019年7月2日放送のBSフジ『クイズ!脳ベルSHOW』にて、
      「たのきんトリオってのは僕が付けたの。ファンの集いがあって、そこでフジの広報の人が「まだ3人のね名前、グループ名がないんだよ。どうしようか」、「じゃ、田原・野村・近藤で、たのきんトリオで行ってみましょうか」って、僕が発表したの」
      という表現で語ってしまったため、まるで寺泉が命名者かのような誤解を一部で招いたが、これはファンの集いに同席した寺泉が、3人の愛称の“発表役”を担当しただけであり、寺泉に命名権など存在しない。 「たのきん」のネーミングを考案した人物がジャニー喜多川であることは、ジャニー自身が雑誌『SPA!』(1990年7月4日号、扶桑社)のインタビューで認めている。
    なお、雑誌『週刊セブンティーン』(集英社)では、他誌との差別化を図るために、“たのきん”の文字は使わず、最後まで「悪ガキトリオ」の呼称を通し続けた。 週刊セブンティーンは特別編集のムック本を3冊も発売したが、そこでも一切「たのきん」の文字は使用していない。

  • 1980年7月24日発売の『月刊明星』(1980年9月号、集英社)にて、3人で初めて雑誌の表紙を飾る。

  • 1980年7月27日、日比谷野外音楽堂にて1stコンサート「YOUNG COMMUNICATION ’80 SUMMER 若衆魂」(通称:ヤンコン)を開催。 4日も前から徹夜組が出るほどの大盛況だった。

  • 1983年8月28日の大阪球場コンサートをもって解散。


エピソード

  • 当初ジャニー喜多川の中では、近藤真彦ではなく、金八先生のエキストラ出演者で田原俊彦とも親しかった児童劇団所属の椎野孝之(東京都豊島区東長崎出身、後にバイク事故で死去)を入れ、3人の苗字の頭文字「田・野・椎」を取って『たのしいトリオ』にするという案があった。 「たのきん」という珍妙なネーミングが生まれたのは、先にこの「たのしい」の構想があったからだとされている。 (出典:『二丁目のジャニーズ 最終戦争篇』 原吾一 著、1996年7月、鹿砦社刊)

  • 「たのきんトリオ」として正式な音楽ユニットを編成していた訳ではない。 3人揃ってレコーディングに参加した楽曲は、田原俊彦の『哀愁でいと』のB面曲『君に贈る言葉 (アフター・スクール)』と、映画「グッドラックLOVE」の挿入歌『ときめきはテレパシー』の2曲のみ。

  • たのきんの3人それぞれが、デビューした年の各音楽賞レースで最優秀新人賞を受賞している。

  • 1970年代のアイドル「新御三家」に例えると、田原俊彦が郷ひろみ、近藤真彦が西城秀樹、野村義男が野口五郎の路線をそれぞれ受け継いだ。(郷ひろみもジャニーズ事務所出身)

  • 日本でたのきんトリオが人気絶頂だった頃、某番組の企画で当時の日本でも人気のあったフランス女優のソフィー・マルソーに3人の写真を見せて好みを選ばせようとしたが、彼女は「こんな醜い男たちの中からでは、選びようがないわ」と言い放った。 そのVTRが流れた後で3人と対面し、番組には気まずい雰囲気が漂った。

  • 音楽番組でロケが行われた鉄道駅
    • 田原駅 (国鉄北条線 / 現:北条鉄道北条線 / 兵庫県加西市田原町)
    • 野村駅 (国鉄加古川線 / 現:JR西日本加古川線西脇市駅 / 兵庫県西脇市野村町)


受賞歴

  • 第18回 ゴールデン・アロー賞 話題賞 (1980年度、日本雑誌協会主催)
  • 第20回 ゴールデン・アロー賞 20周年記念特別表彰 スーパーアイドル賞 (1982年度、日本雑誌協会主催)


主な出演作品

バラエティ番組

  • たのきん全力投球! (1980年10月9日 - 1983年3月27日、TBS)
  • スター千一夜 (1980年12月26日、フジテレビ) ゲスト出演
  • ヨッちゃん・ぼんちのアイドル大集合 ! ! (1981年、日本テレビ)
  • たのきんコンサート (1981年5月4日、NHK総合)
      同年4月3日&4日にNHKホールで開催された「たのきんHOT LIVE」の模様を1時間番組で放送。
  • 木曜スペシャル たのきん後楽園コンサート・5万人大集合! 真夏の祭典 (90分間の生中継番組。1981年8月6日、日本テレビ)
  • ザ・ヤングベストテン (1981年10月 - 1982年9月、テレビ東京)
      3人が揃っていない場合もあったが、頻繁にゲスト出演していた。
  • ピンキーパンチ大逆転 第1回 「前夜祭だよ!たのきんも全力で投球」 (1982年4月1日、TBS)
  • 桜中学大音楽会 〜 金八新八仙八貫八と138名の卒業生達 (1983年4月1日、TBS)
  • 突撃HOTスタジオ! (1983年4月20日 - 6月29日、TBS)
  • 笑ってポン! (1983年7月6日 - 9月28日、TBS)

テレビドラマ

連続ドラマ
  • 3年B組金八先生 (第1シリーズ) (1979年10月26日 - 1980年3月28日、全23話、TBS)
  • 3年B組金八先生 (第2シリーズ)
      (1980年12月26日、TBS) 第13話「同窓会・贈る言葉」にゲスト出演
  • ただいま放課後 (1980年5月26日 - 12月22日、フジテレビ)
      田原俊彦(北川豪史役、15話まで出演)、野村義男(杉原忠雄役、15話まで出演)、
      近藤真彦(岡田達也役、28話まで出演)、松原秀樹(15話から出演)
  • お化けのサンバ 〜BAKERAMA HORROR SHOW! MON MON MONSTER〜 (1980年5月1日 - 1981年3月26日、テレビ東京)
      野村がレギュラー出演していたドラマだったが、田原と近藤が同時にゲスト出演してトリオが揃った回がある。
  • ザ・太閤記 (1983年4月20日 - 6月29日、TBS『突撃HOTスタジオ!』内ドラマ)
単発ドラマ
  • 爆笑ヤンヤン時代劇 「幕末 花の美剣士たち」 (1981年1月4日 テレビ東京)
  • 3年B組金八先生スペシャル (1982年10月8日、TBS)
  • 3年B組金八先生スペシャルV (1984年10月5日、TBS)

映画

  • 東宝映画 たのきんスーパーヒットシリーズ (全6作)

    1. 青春グラフィティ スニーカーぶる〜す (1981年2月11日) 主演:近藤真彦
    2. ブルージーンズ メモリー (1981年7月11日) 主演:近藤真彦
        監督:河崎義祐、出演:小松政夫、ミヤコ蝶々、司葉子、宍戸錠、ラビット関根(後の関根勤)、なべおさみ、三木のり平、ジャPAニーズ、他

    3. グッドラックLOVE (1981年12月20日) 主演:田原俊彦
        後に発売されたビデオソフトでは、当映画の舞台挨拶の時の様子が本編の前に収録されている。
        監督:河崎義祐、出演:真野響子、寺泉哲章、松尾嘉代、高橋幸治、桜井センリ、柳家小さん、ヒューマン・ラブ・スニーカー、他


        ※ 以上の三作はコバルト文庫にてノベライズもされた。

    4. ハイティーン・ブギ (1982年8月7日) 主演:近藤真彦
    5. ウィーン物語 ジェミニ・YとS (1982年12月18日) 主演:田原俊彦
        監督:河崎義祐、出演:ヒロコ・グレース、生田智子、津島恵子、檀ふみ、長谷直美、山村聡、他


        【同時上映】 「三等高校生」 (主演:野村義男
        監督:渡邊祐介、出演:田中邦衛、岡田奈々、樹木希林、川ア麻世、早見優、シブがき隊、鈴木ヒロミツ、荒井注、西村晃、他 (田原と近藤の出演は無し)

    6. 嵐を呼ぶ男 (1983年8月4日) 主演:近藤真彦
        監督:井上梅次、出演:坂口良子、相田寿美緒、白川由美、植草克秀、おりも政夫、あおい輝彦、中尾彬、フランキー堺、曽我泰久、中村成幸、村田勝美、伊藤真視、実川しげる、脇山剛、山本雅史、他
        ※ 石原裕次郎主演の同名映画を近藤主演でリメイク。
         

        【同時上映】 「TOSHI in TAKARAZUKA Love Forever」 (主演:田原俊彦
        監督:井上梅次、出演:近藤真彦、野村義男、少年隊イーグルス、曽我泰久、松原秀樹、村田勝美&クエスチョンズ、乃生佳之、ジャニーズ・ジュニア

  • エル・オー・ヴィ・愛・N・G (1983年12月24日、東宝) 主演:田原俊彦

      たのきんスーパーヒットシリーズの作品はいずれもビデオ化されたが、DVD化はされていない。 しかし、『TANOKIN MOVIE COMPLETE DVD BOX』と題した違法の海賊盤DVD(10枚組)が2020年頃から出回っている (BOXと題されているがBOX仕様にはなっていない)。 (収録作品は、 『青春グラフィティ スニーカーぶる〜す』、 『ブルージーンズ メモリー』、 『グッドラックLOVE』、 『ハイティーン・ブギ』、 『ウィーン物語 ジェミニ・YとS』、 『三等高校生』、 『嵐を呼ぶ男』、 『TOSHI in TAKARAZUKA Love Forever』、 『エル・オー・ヴィ・愛・N・G』、 そして近藤真彦と中森明菜主演の『愛・旅立ち』)

ラジオ

  • たのきんコンサート (1981年5月3日、NHK-FM)
      同年4月3日&4日にNHKホールで開催された「たのきんHOT LIVE」の模様を放送。

      【放送された曲目】
      1. 贈る言葉 (原曲:海援隊)
      2. ブラック・イズ・ブラック (原曲:ロス・ブラボーズ)
      3. コール・ミー (原曲:ブロンディ)
      4. 哀愁メドレー
        1. 哀愁でいと
        2. レッツ ゴー ダンシング (原曲:レイフ・ギャレット『I Was Made For Dancin' (ダンスに夢中)』/川ア麻世)
        3. 哀愁でいと
        4. ファンキー・モンキー・ベイビー (田原ソロ。原曲:キャロル)
        5. ルイジアナ・ママ (近藤ソロ。原曲:ジーン・ピットニー)
        6. 哀愁トゥナイト (野村ソロ。原曲:桑名正博)
        7. 哀愁でいと
      5. スニーカーぶる〜す
      6. (MC)
      7. ??? (野村のソロ曲)
      8. ストリート・レーサー
      9. ハッとして!Good (グー)
      10. ブギ浮ぎ I LOVE YOU
      11. ヨコハマ・チーク
      12. 恋=Do!

コンサート

  • 金八トリオ・ファンの集い
    1. 1980年4月1日 - 六本木 アトリエ・フォンテーヌ。 ファンが集まり過ぎたために公演中止。
    2. 同年5月5日 - 虎ノ門・久保講堂。 1日5回公演で1万5000人を集客。
  • YOUNG COMMUNICATION ’80 SUMMER 若衆魂 (ANKH、川ア麻世も出演)
    1. 1980年7月27日 - 日比谷野外音楽堂
    2. 同年8月8日 - 大阪厚生年金会館 大ホール
    3. 同年8月9日 - 名古屋市民会館
    4. 同年8月25日 - 東京厚生年金会館 (後に『たのきんHOTライブ』のタイトルでビデオ化)
  • サヨナラ日劇FESTIVAL 〜 あゝ栄光の半世紀 (1981年2月11日、日本劇場)
      日替わりゲストとして、ジャPAニーズとジャニーズJr.を従えて出演。 計36曲を披露。 当日は映画『青春グラフィティ スニーカーぶる〜す』の封切り日でもあったため、映画も特別上映された。
  • (たのきんHOT LIVE IN 桜島)
      1981年3月17日から20日まで、鹿児島県指宿市にて合宿してリハーサルを行い、3月21日に桜島でコンサートを開催する予定だったが、風速20メートルを超す暴風雨に見舞われ、音響機材が破壊されてしまい、当日の朝6時に中止が決定。 泊まっていたホテルの屋上で、たのきんの3人によって中止の記者会見が開かれた。 また、中止を納得できないファンたちがホテルを取り囲む騒動も起こった。
      なお、この暴風雨を「台風1号」と表現している媒体があるが、それは誤り。台風ではなく、あくまでも一般の暴風雨だった。
  • たのきんHOT LIVE
      (1981年4月3日&4日、各2回公演、NHKホール。バックバンドはANKH)
      後に『たのきんライブ ’81』のタイトルでカセットテープ化。 また、NHK総合でテレビ放送、更にNHK-FMでラジオ放送もされた。
  • たのきん3球コンサート ヤング・コミュニケーション ’81
    1. 1981年8月6日 - 後楽園球場。 後に日本テレビ系で放送。
    2. 同年8月9日 - 大阪球場
    3. 同年8月12日 - ナゴヤ球場
  • たのきん3球コンサート ヤング・コミュニケーション ’83
    1. 1983年8月7日 - 後楽園球場。公演中止。
    2. 同年8月14日 - ナゴヤ球場
    3. 同年8月28日 - 大阪球場。 後にビデオ化。


ディスコグラフィ

オリジナル曲

純粋に「たのきんトリオ」名義でリリースされた楽曲は1曲も無いが、たのきんトリオの内、2名以上で歌われた楽曲を記載する。

  1. 君に贈る言葉 (アフター・スクール)
      1980年6月21日。 田原のデビューシングル『哀愁でいと』のB面曲。 作詞:小林和子、作曲:宮下智、編曲:飛澤宏元。 企画:近藤真彦。
  2. ミスターフライング
      たのきんトリオのバラエティ番組『たのきん全力投球!』のオープニングテーマ曲。 作詞:玉井冽洌、作曲・編曲:宮川泰。 レコード化されていない。
  3. ときめきはテレパシー
      1981年11月29日。 映画『グッドラックLOVE』の挿入歌で、サントラアルバムに収録。 作詞:宮下智、作曲:小田裕一郎、編曲:船山基紀。
  4. あ・ら・しのLong run
      映画『ハイティーン・ブギ』の挿入歌。 たのきん映画の中で田原が歌った曲を集めたサントラカセットアルバム『TOSHI THE MOVIE』(1983年10月5日発売)に収録。 歌っているのは田原と近藤の2名のみ。 作詞:恩田久義、作曲:長沢ヒロ、編曲:大谷和夫。

ソノシート

  • たのきんフォノシート
      雑誌『ティーンアイドル』(1982年1月号)の付録として制作されたソノシート。 映画『グッドラックLOVE』のサントラを収録。

ライブアルバム

  • たのきんライブ ’81 (1981年7月3日、集英社)
      同年4月3日&4日にNHKホールで行われたコンサートを収録。 カセットテープのみでの販売。 写真集付き。

       

サウンドトラック

  1. ブルージーンズ メモリー (1981年9月5日)

       

  2. グッドラックLOVE (1981年11月29日)
      「たのきんフォノシート」と題して、雑誌『ティーンアイドル』(1982年1月号)の付録として制作された同映画のサントラソノシートも存在する。

       

  3. 嵐を呼ぶ男 (1983年8月4日)

       

  4. TOSHI THE MOVIE (限定版:1983年10月5日、通常版:11月5日)
      カセットテープのみでの販売。 たのきん映画の中で田原が歌った曲を集めたサウンドトラック。 限定版は「TOSHI CAN」と題した円筒型の缶ケース入りで、シングル『ラブ・シュプール』の写真集ジャケットを復刻したものと、カラーピンナップ4枚、ジグソーパズルが封入。

       

ビデオ

  • たのきんHOTライブ (1980年11月5日、ポニー)
      VHSとBetaの2種。 同年8月25日に東京厚生年金会館大ホールで行われたコンサートを収録。

       

  • ヤングコミュニケーション’83 「3球コンサート 1983・8・28 大阪球場」
      1983年、VHSとBetaの2種、カラー・115分、モノラル音声、7,000円。 ファンクラブ限定販売。
      企画:ジャニーズファミリークラブ。 販売元:(有)キャッツ。


書籍

ムック、写真集

  • スーパーアイドルスペシャル (1980年8月、集英社、週刊セブンティーン特別編集)
  • SUPER-IDOL3! TAHARA & KONDO & NOMURA オール・プライベイトブック (『近代映画 1980年12月号付録冊子、近代映画社)
  • スーパーアイドルの365日 (1981年1月、集英社、週刊セブンティーン特別編集)
  • たのきんライブ ’81 (1981年7月8日、集英社)
      同年4月3日&4日にNHKホールで行われたコンサートの模様を収録。 カセットテープ付き。
  • オリジナル・スペシャル写真集 (1982年4月、集英社、週刊セブンティーン特別編集)
  • THANK YOU PHOTO GRAFFITI (1984年3月9日、ニッポン放送出版)
  • JUMP ’84 (たのきんのファンクラブ「Communication Super 3」の会員に、スペシャルイシューとして送付された壁掛け写真集)

たのきんトリオをモデルにした少女漫画

※ メンバー個人をモデルにした漫画はそれぞれのページ([1][2][3])を参照。
  • たのきん友情物語 (如月亜依 著。『小学五年生』1981年9月号。小学館)
  • たのきん友情物語 (ミスタ♥ベルネ 著。『小学二年生』1981年12月号、全9ページ。小学館)
  • たのきん友情物語 (鈴賀レニ 著。『小学二年生』1982年4月号。小学館)
  • スターまんが マッチの映画 ハイティーンブギ 全力投球物語 (きさらぎ亜衣 著。『小学五年生』1982年9月号。小学館)
  • “ウィーン物語 ジェミニ・YとS”にかける たのきん友情物語 (奈知未佐子 著。『小学五年生』1983年1月号。小学館)
  • 嵐を呼ぶ男 (高橋京子 著。『小学六年生』1983年7月号。小学館)


グッズ

カレンダー

※ 雑誌の付録カレンダーは除き、市販されたもののみ記載。
  • たのきん BIG CALENDAR 1981 (小学館。定価:850円)
  • たのきんカレンダー ’82 (講談社。全13枚。スケジュールシール付き。定価:950円)
  • 映画『グッドラックLOVE』カレンダー ’82 (映画館で販売されたB2ポスター1枚だけでのカレンダー)
  • たのきんカレンダー ’83 (企画編集:KUN KUN。発行:講談社。全14枚。フィルムポスター付き。定価:1,000円)

カードゲーム

  • たのきんのゲームDEデート
      (バンダイ「カードゲームジョイファミリー」シリーズ。対象年齢:8歳〜大人。プレイ人数:1〜4人)

腕時計

  • たのきんファッションウォッチ
      (シチズン製の手巻き時計。 田原版、近藤版、野村版の3種を販売。 時計の文字盤にはそれぞれのメンバーの写真があしらわれた)

  • たのきんシューズ (アサヒ靴から発売された小学生用のバレーシューズタイプの上履き)


パロディ

いずれもジャニーズ事務所とは無関係。

  • イモ欽トリオ 
      山口良一 (ヨシオ役)、西山浩司 (ワルオ役)、長江健次 (フツオ役) の3名で結成。 途中からフツオ役が後藤正 → 境田晃一の順で交代した。 なお、「イモ欽」というネーミングは、「芋」、「たのきん」、「萩本欽一」からだけでなく、坂本龍一率いる「YMO」も由来の一つとなっている。 「YMO」が「イモ」と読めるため。 曲の振り付けもYMOの真似をしていた。 そしてリリースした3枚のシングルの作曲者も、全てYMOの細野晴臣であった。
  • よせなべトリオ (上記「イモ欽トリオ」の女性版。 生田悦子、松居直美、小柳みゆき〔後の小柳友貴美〕の3名)
  • よめきんトリオ (正式名:いいとも婦人隊。 松金よね子、渡辺めぐみ、KINYA。ユニット名は3人の名前の頭文字)
  • おさつトリオ 
      大村波彦、斉藤康彦、堤大二郎。 テレビドラマ『ただいま放課後』の第3部に生徒役で出演していた3名。ユニット名は苗字の頭文字。
  • みわかんトリオ 
      テレビドラマ『太陽にほえろ!』で若手刑事を演じた三田村邦彦、渡辺徹、神田正輝の3名。ユニット名は苗字の頭文字。
  • ハリケーントリオ 
      嶋大輔、風見慎吾、矢吹薫の3名。1987年結成。 ユニット名はメンバーの漢字からの引用で、「きなく」=「ハリケーン」。
      ビリー・ジョエルやカルチャー・クラブの楽曲、欽ちゃんファミリーメドレーなどを3人で歌いながら全国を回った。 選曲は放送作家集団「パジャマ党」の大岩賞介。 当時は3人の所属レコード会社が既に異なっていたこともあり、レコードデビューにまでは至らなかった。 (吉田豪、掟ポルシェ『電池以下』アスペクト、2012年、P.18-24)
  • ホトきんトリオ 
      上記の「イモ欽トリオ」の更なるパロディ。 2011年にテレビ神奈川の歴史バラエティ番組『戦国鍋TV 〜なんとなく歴史が学べる映像〜』内のコーナー「MUSIC TONIGHT」にて登場。 メンバーは、平方元基 (織田信長役)、滝口幸広 (豊臣秀吉役)、寿里 (徳川家康役)の3名。 オリジナル曲は、『ボクに取られてみまTENCA?』
      ホトきんトリオの「ホト」は、戦国時代の三英傑の性格を風刺した狂歌「ホトトギスの句」にちなみ、ホトトギスから引用。 「きん」は、平方元基がキンモクセイの香りが大好きだったことから。
      また、同番組からは少年隊のパロディ「天草四郎と島原DE乱れ隊」と、光GENJIのパロディ「SHICHIHON槍」も登場している。
  • 田之木彦彦 (たのき ひこひこ。 藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』に3回登場したキャラクター)
    1. てんとう虫コミックス・第28巻 第7話 「しずちゃんの心の秘密」
    2. てんとう虫コミックス・第30巻 第2話 「人気スターまっ黒け」
    3. てんとう虫コミックス・カラー作品集・第2巻 第10話 「シャシンシャベール」
  • 頼金鳥雄 
      たのきん とりお。 愛称:トリ坊。 新沢基栄の漫画『3年奇面組』、『ハイスクール!奇面組』、『フラッシュ!奇面組』に登場するキャラクター。 イケメン集団「色男組」のメンバー。
  • 「たまきん全力投球!」 (ラジオ番組『ビートたけしのオールナイトニッポン』でのコーナー名)
  • クソガキトリオ中山秀征が中学時代に友人の渡辺らと結成していたプライベートユニット)







出典:フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』より改訂
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