KNOB
KNOB(ノブ、本名&旧芸名:中村 亘利〔なかむら のぶとし〕、1970年2月9日 - )は、東京都渋谷区笹塚生まれ、港区六本木育ちの音楽家、書家。
オーストラリア先住民アボリジニの民族楽器(世界最古の管楽器)・ディジュリドゥ、および縄文の神笛(石笛)の奏者。 元アイドル歌手。
書家としての雅号は「恒堂 (こうどう)」。
愛称:ノブちゃん。 既婚。 兄弟は6歳下に弟が一人。 遠縁の親戚に小室哲哉がいる。
改名歴
- 中村亘利 (1991年からは「NOBU」名義も併用)
- 中村ノブトシ
- KNOB
所属事務所
- ジャニーズ事務所 (「おめで隊」としてフォーライフレコード&浅井企画、「CHA-CHA」としてバップ音楽事業部&浅井企画にも業務提携で所属)
- (フリー)
- ライジングプロダクション
- (フリー)
- KNOBオフィス29
ジャニーズ時代の参加ユニット
その後の参加ユニット
- G-FACTORY
- G.L.K.T. (がらくた)
- EARTHRISE
- IAM (アイアム。Infinity Arts Mugenの略。2013年 - 2016年10月19日)
学歴
- 学校法人 笹塚幼稚園 (渋谷区)
- 港区立麻布小学校
- 港区立三河台中学校 (後の港区立六本木中学校)
- 二松學舍大学附属高等学校 (1年の1学期で中退)
- 定時制高校 (再び1年の1学期で中退)
※ ネット上に存在する「高千穂商科大学に通っていた」という情報は誤報。
来歴
- 田原俊彦やマイケル・ジャクソンに憧れて、1983年(中学2年生の13歳時)にジャニーズ事務所に自ら応募して合格。 1984年(中学3年の初め)に正式に事務所に所属した。
- 1985年にアイドルグループ「少年忍者」を結成。 1987年には萩本欽一プロデュースの企画ユニット「おめで隊」としてレコードデビューも果たした。 更に翌1988年、同じく萩本欽一プロデュースのアイドルグループ「CHA-CHA」として再レコードデビュー。 音楽番組、バラエティ番組を中心に活動し、人気を博した。
- 約1年間は少年忍者とCHA-CHAを並行で活動していたが、CHA-CHAの方の活動が忙しくなったため、1989年2月頃に少年忍者を脱退した。(その際、少年忍者のメンバーから袋叩きに遭い、メンバーの1人の高木延秀があわてて仲裁に入ったという逸話も存在する)
- 1991年8月21日、「NOBU」名義でソロCDデビュー。
- 1992年1月6日、渋谷公会堂のコンサートにてCHA-CHAが解散。 その後はテレビドラマに2作出演したが、同年中にジャニーズ事務所を退所。
- 1994年、「中村ノブトシ」名義で舞台に出演。
- 1995年、25歳の時に訪れたオーストラリアのアーネムランドにて、アボリジニの民族楽器・ディジュリドゥに触れ感銘を受ける。現地で演奏法を学び、日本に帰国した後もトレーニングを積んだ。
- 1997年、3人組(中村、男、女)の音楽グループ「G-FACTORY」を結成し、上岡龍太郎司会の音楽トークバラエティ番組『対決!マイベスト10』(1997年10月 - 1998年3月、テレビ東京)に出演して歌を披露していた。
- 1998年にライジングプロダクションに所属し、“映像を主体とした様々なライブ活動を展開”することがコンセプトの音楽グループ「G.L.K.T. (がらくた)」を結成。
当初のメンバーは中村の他に、元「米米クラブ」のダンサーだった吉浦進二(1969年9月9日生、B型、佐賀県出身)と、映像担当の大学生・古川直樹(1978年12月23日生、鹿児島出身)の2名。 1998年12月5日に渋谷のクラブ「club asia (エイジア)」、1999年1月24日には六本木のクラブ「CORE」でライブを行った。
その後、1999年6月頃にオーディション雑誌で募集を行い、若い女性ボーカリストが加入。 また、映像担当の大学生も更に2名追加され、総勢6名となった。
- ライジングプロダクション退所後、芸名を「KNOB (ノブ)」に改名。 由来は「DoorをKnockする、自分自身の新たな扉を開ける」という意味から。
そして2000年頃にバンド「EARTHRISE」を結成。 メンバーはRemix & Piano & 笛がBomb Tommy。ディジュリドゥ & 詩がKNOBこと中村。 DJはDJ SHUHO。岩笛がSUSUMU。 フォトグラファー & ジャンベ & ベースが福原勝弘。 映像がNOBU。 ペイントアートがMAEKO。SAXがShinnosuke。 このバンドではメンバーのことを“乗組員”と称し、ライブの度にメンバーの数が増えたりと、流動的なグループだった。
- 2000年12月6日発売のロンドンブーツ1号2号のデビューシングル『岬』(avex trax。プロデュース:Max Matsuura)のCD、およびビデオテープのジャケットに、中村が書いた書道の文字 「岬」 が使用される。
- やがて「天然空洞木 無孔笛流 初代 (てんねんくうどうぼく・むくてきりゅう・しょだい)」という肩書きを掲げるようになり、着物・袴姿でディジュリドゥを演奏しながら、般若心経や祝詞を奏上して祈るという独自のスタイルを確立。 北鎌倉・雪堂美術館を拠点に、全国各地での演奏活動を開始。 同時に、熊野本宮大社、平等院、鶴岡八幡宮、中尊寺、金峯山寺、比叡山延暦寺・根本中堂、天河大辨戝天社、諏訪大社、鞍馬寺といった、全国の社寺、仏閣での「奉納演奏」も行うようになった。 また、自ら茶の点前も行い、「茶会と演奏」という会も開いている。
- これらディジュリドゥの演奏活動の一方で、幼児期から習っていた書道にも本格的に取り組み、小野田雪堂に師事。 2002年には師範となり、数々の展覧会に作品を発表している。 書家としての雅号は、本名の「亘」の字から引用し、「恒堂 (こうどう)」。
- 2006年に入籍し、同年6月24日に挙式。 披露宴ではかつてのCHA-CHAのメンバー5人が揃い、一夜限りの再結成で久々にステージを披露した。
- 2007年、ドキュメンタリー映画『地球交響曲第六番』(監督:龍村仁)の、「虚空の音の章」に出演。
- 2013年、塩入俊哉、楯直己と共に音楽ユニット「IAM」(アイアム。Infinity Arts Mugenの略)を結成。
人物
- ディジュリドゥを吹き始めてから、一日一食生活となった。
- 少年忍者の中では中村が一番ダンスが上手かった。片手バック転もこなしていた。
マイケル・ジャクソンの「スリラー」や「Beat It」の振り付けをしたマイケル・ピータースからダンスを高評価されたこともあった。
- 1990年代に、セクシータレント 兼 歌手のSHIHO(1968年3月17日 - 、宮崎県出身、旧姓での本名:坂本志穂)との熱愛が発覚し、話題となった。
また、2019年1月11日放送の『爆報!THEフライデー』(TBS)でSHIHOの特集が組まれた際、再現VTRにて中村のことが、「SHIHOが当時交際していた人気芸能人X」として取り上げられた。
- 写真家の川人忠幸や、尺八奏者の松居和とは親しい間柄。
主な出演作品
バラエティ番組
- ドキド欽ちゃんスピリッツ (TBS)
- 歌え!アイドルど〜む (テレビ東京)
- 欽きらリン530 ! ! (日本テレビ)
- はなきんデータランド (1989年4月14日 - 、テレビ朝日)
- 対決!マイベスト10 (1997年10月 - 1998年3月、テレビ東京) 「G-FACTORY」のメンバーとして出演
テレビドラマ
- 世にも奇妙な物語 「運命の赤い糸」 (1991年2月21日、フジテレビ) 山本和明役。 中村繁之と共演。
- 素敵な恋をしてみたい 「一年後の最終列車」 (1992年1月21日、TBS)
- 映画みたいな恋したい 「フレンチ・グラフィティ」 (1992年8月15日、テレビ東京)
映画
- 少年武道館 (1988年2月20日、東宝)
- 地球交響曲 第六番 「虚空の音の章」 (2007年4月28日、龍村仁事務所)
舞台
- ミュージカル・アドベンチャー 「ザ・サスケ」 / ヒット・パレード
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(1985年4月27日 - 5月6日、梅田コマ劇場)
- 東宝ミュージカル 「王子と踊り子」 (1987年10月4日 - 28日、青山劇場) ニコラス国王役
- 『少年隊ミュージカル PLAYZONE (プレゾン)』シリーズ
- PLAYZONE “MYSTERY” (1986年)
- PLAYZONE ’87 TIME・19 (1987年)
- PLAYZONE ’88 カプリッチョ −天使と悪魔の狂想曲− (1988年)
- プロジェクト後藤組 第16回公演 「まぼろし新撰組 〜 新撰組 ’94」
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1994年6月3日 - 5日、日本教育会館 一ツ橋ホール。 沖田総司役。「中村ノブトシ」名義で出演。
原作:栗本薫、脚本:中島梓、潤色:後藤ひろゆき、演出:後藤宏行。
ラジオ
- マジカルミステリーツアー (2016年2月1日、FM那覇) ゲスト出演
イベント
- 木野正人のファンの集い「グリーティングパーティー」
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(通称:グリパ。2023年12月17日、元CHA-CHA・西尾拓美の広尾の韓国家庭料理店「韓屋」)
木野、西尾と共に参加。 中村のみサプライズでの参加。
WEB
- ジェイソン・ウィンターズ・ティー (JWティー) 公式サイト (2017年10月) インタビュー掲載
ディスコグラフィ
シングル
HOMME c/w 終りのこないKiss 〜Lovin' you〜 (1991年8月21日)-
「NOBU」名義作品。 A面曲は東映映画『ワンルームストーリー』のエンディングテーマ。
作詞・作曲:尾関昌也、編曲:林有三。
B面曲は、作詞・作曲:尾関昌也、編曲:船山基紀。
アルバム
- 愛ティスト (1991年11月5日) 「NOBU」名義作品
インストゥルメンタルアルバム
- Earth Awake (2015年6月13日)
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2012年7月17日に六本木・スイートベイジル139で行われたライブ「KNOB 〜木と石の響き〜」の音源を収録。
- INORI (2021年7月7日)
オムニバスインストゥルメンタルアルバム
WANGANY 〜DIDJERIDU UNITES US ONE〜 (2005年3月15日)-
アボリジニの長老で世界一のイダキ(北東アーネムランド産のディジュリドゥ)奏者であるジャルー・グルウィウィの2005年7月のジャパンツアー支援コンピレーションCD。
荒井ABO誠ら日本の名立たるディジュリドゥ奏者のほか、ジャルー本人の演奏も収録。 KNOBは楽曲『A DAY IN THE LIFE』で参加。
ジャループロジェクト協賛。 このCDの売り上げは、ジャルーのジャパンツアーの運営資金として役立てられた。
- 観音 〜 葛飾北斎の世界 (2005年7月27日)
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浮世絵師・葛飾北斎の世界を様々な楽器の演奏者が集って音にした企画CD。
また、当CDの売り上げの一部は、「公益財団法人 エイズ予防財団」に寄付された。
サウンドトラックアルバム
- 地球交響曲 第六番 サウンドトラック (2007年4月21日)
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奈良裕之、雲龍、長屋和哉との共演楽曲『虚空の音』で参加。
企画DVD
- 八ヶ岳 夏至の祈り 二〇一六 よあけて であえて (2016年11月25日)
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同年夏至に八ヶ岳の身曾岐神社の能楽殿で行われた祭事を収録した作品。
書籍
写真詩集
- INORI (2022年5月16日)
情報紙
- 穴吹コミュニティ情報紙 「ANABUKI COMMUNITY PRESS」
-
(2017年10月号、穴吹コミュニティ) インタビュー掲載
外部リンク
- 公式サイト 「天然空洞木」
- 公式ブログ 「日々の感動」 (2013年12月27日 - )
Text is available under
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Copyright of my site's all original sentences © Archive of STARTO. No rights reserved.
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