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ジュニア

ジュニアは、SMILE-UP. (旧ジャニーズ事務所)に所属するタレント集団。 同事務所の公式ホームページ「FAMILY CLUB Official Site」にて、プロフィールページが設けられていないタレントを指す総称。

2023年10月16日までの旧名 : ジャニーズJr.ジャニーズ・ジュニア)。 「ジャニーズ・ジュニアー」、「ジャニーズ・ジュニアーズ」、「ジャニーズJR.」などの表記が使われていた時期も存在する。
ジャニー喜多川の性的児童虐待問題を受け、2023年10月17日よりジャニーズJr.を「ジュニア」に改名。




概要

  • 主としてジャニーズ事務所に所属するタレントのバックダンサーを務める。

  • ジュニアのメンバーたちは、メジャーデビューを目指して個人同士、あるいはユニットごとに切磋琢磨し、学業や多忙な活動の合間を縫ってダンスなどのレッスンに励む。
    入所年齢はどんどん低年齢化し、小学生での入所が珍しくなく、高校生になると退所する者が顕著である。

  • 東京でレッスンを受けるジュニアはそのまま「ジュニア」と呼ばれ、大阪でレッスンを受けるジュニアは「関西ジュニア」と呼ばれる。 また、ジュニアがまだ「ジャニーズJr.」という名称だった頃には、東海地区在住者のジュニアを「名古屋ジャニーズJr.」として区別していた時期もあった。

  • ジュニアは、
      フレッシュJr.」(通称:フレジュ)
      リトルJr.」、「Littleチーム」、「ちびっこJr.」(通称:チビジュ)
      ミドルJr.」、「弟組」(ファンからの俗称)
      ジャニーズSr.」(古くは「アニーズ・ジュニア」)、「兄組」(ファンからの俗称)
    などの枠組、階層で分けられることがある。

  • テレビ・雑誌・パンフレットなどのメディアに登場する前の段階の者などは、「研修生」(別名:レッスン生。通称:レッ生)と呼ばれる場合がある。 古くは、「芸研ジャニーズ」や「ジャニーズ・芸研グループ」などの名で存在していた。 そして、研修生をダンスのレベルによってアルファベットで区別し、一定試験をクリアしたらジュニアに昇格出来るなどの体系も存在した。
    しかしジュニアと研修生の線引きは明確ではなく曖昧であるため、当サイトではジュニアのオーディションに合格した者である以上、全員ジュニアとして記載する。

  • その他、ジャニーズ事務所に所属するグループのコンサートでバックダンサーの手伝いをするだけの「コンサートJr.」も存在する (主に名古屋や関西の現場に多い)。 彼らは事務所に所属している訳ではなく、元ジュニアだったり、他者からの繋がりで集まった者たちであるが、ここから正式にジュニアへ復帰や昇格する場合もある。 また、違う事務所の子役からジュニアになるというケースも少なくない。
    中には、親がジャニーズ事務所に多額の金銭を納めることで、特別にジュニアに入れて貰った者も数名居た (通称:裏金入所、裏金Jr.)。 そういう者は早々に優先的にコンサートで前列で踊らせて貰えたりもしたため、周囲の通常のジュニアたちからは怒りも買っていた。
    海外でも、2000年2月のKinKi Kidsのアジアツアーを皮切りに、台湾と香港でコンサートJr.のオーディションが行われたことがあり、そこで選ばれた現地人によるコンサートJr.は、「台湾Jr.」、「香港Jr.」と呼ばれた。 2001年5月に選ばれた台湾Jr.の中には、後に関西ジュニアを経て「ジャニーズWEST」のメンバーとなる中間淳太も在籍した。
    なお、ジャニーズ事務所と業務提携していたタイの兄弟アイドルデュオ「GOLF & MIKE」の2名に対し、雑誌などで「タイJr.」と呼ばれたが、これはあくまでも通称であり、正確にはジャニーズ事務所所属でもジュニアでもない。

  • ジュニアには正式なファンクラブは無いが、それに準ずるものとして「ジュニア情報局」がある。 CDデビューを果たすなどして、公式ファンクラブが発足された者はジュニアとは呼ばれなくなり、ジュニアから卒業と見なされる。

  • また、過去に存在した「ジュニア」名義でのグループとして、1963年結成のバンド「ジャニーズ・ジュニア」と、1973年5月5日結成の「ジャニーズ・ジュニア (第1期生)」がある。

    1. 1963年に結成されたバンド「ジャニーズ・ジュニア」(便宜上での初代ジャニーズJr.)は、「ジャニーズ」のバックバンドであり、ジャズ喫茶などでのライブ活動も行っていた。
      当グループを“最初期のジュニア”、“事実上のジュニア第一期生”という見方も出来るが、その後のジュニアの定義からは外れたバンド専門のグループに当たるため (ただし松下公次だけは正式なジュニア枠)、当サイトではジュニアの一覧表にこのバンドメンバーの名前は記載せず。

    2. 1973年5月5日に結成された「ジャニーズ・ジュニア (第1期生)」とは、フォーリーブス郷ひろみのバックダンサーとして活動していたグループを指す。
      まず最初に、1969年初頭頃から同年8月31日にかけて、「ジャニーズJr.」の呼称が一時消滅していた時期がある。 その間のジュニアは「ジューク・ボックス」と呼ばれていたが、選抜メンバーによって同年9月1日に同じ「ジューク・ボックス」名義で正式にグループ化された。
      ジューク・ボックスがグループ化されて以降、残りのジュニアは「ジューク・ボックス・ジュニア」と呼ばれるようになる。 この名義では、1971年8月のミュージカル『少年たちシリーズ第5作 〜 フォーリーブス・ミュージカル 明日なき友情』、 1972年1月〜3月のミュージカル『少年たちシリーズ第6作 〜 フォーリーブス・ライブ・ミュージカル 生きていくのは僕たちだ!』(1971年10月公演には不参加)、 1972年12月のミュージカル『フォーリーブス物語 〜 星に帰った若者』などに出演。 テレビでも、1972年12月より郷ひろみの看板バラエティ番組『ひろみと共に』(テレビ東京。毎週金曜正午からの30分番組)にアシスタントとしてレギュラー出演を開始した。
      そして、翌1973年5月5日 & 6日に日本劇場で行われた『第49回 ウエスタン・カーニバル 郷ひろみショー』にて、板野俊雄、林正明、畠山昌久、山縣孝良、鈴木寛の5名で「ジャニーズ・ジュニア」として登場し、ジュニアの呼称が復活 (このステージでは小坂まさるはソロ名義で出演)。 これが後にグループとしての「ジャニーズ・ジュニア (第1期生)」となっていった。
      メンバーが続々と増えていく中、1974年春に、小坂、板野、林、畠山、山縣、鈴木寛、柏木孝夫、近藤純市、吉田義久(吉田は1974年3月の一番最後の参加者)の9名に定着したため、ジャニーズ・ジュニアの第1期生はファンから「9人ジュニア」という俗称でも呼ばれた。 (なお、9名に定着するまでの間には、鳥越晃、原川吉臣、鈴木節夫、池田洋の4名も一時参加していた)
         
         
      この9名で、ジャニーズ事務所の自主制作による2枚組ライブLP『フォーリーブス・郷ひろみ ジョイント・リサイタル』に参加したり、フォーリーブス主演の映画『急げ!若者 TOMORROW NEVER WAITS』(1974年7月、東宝)や、北公次主演の連続テレビドラマ『ボクは恋人』(1974年7月からの参加、フジテレビ)などにも出演していた。 当時は、「1、2、3、4、郷ひろみ! 6、7、8、9、ジュ〜ニア!」という応援コールもあった。
      しかし1974年夏、ジャニー喜多川は9名のジュニアを3名(板野、林、山縣)と6名(小坂、近藤、畠山、鈴木、吉田、柏木)に分割し、3名の方にだけ「ジュニア・スペシャル」という新しい名称を与えた。 この采配が引き金となり、紆余曲折を経て、9名中の6名(小坂、近藤、山縣、鈴木、吉田、柏木)がバーニングプロダクションへ移籍して「メッツ」を結成。 ジャニーズ事務所に残った3名(板野、林、畠山)も「JOHNNYS' ジュニア・スペシャル (通称:JJS)」を結成し、それぞれレコードデビューした。(詳細はそれぞれの項目を参照)

  • 上記の「ジャニーズ・ジュニア 第〇期生」という呼称は、1976年に入所した第7期生で最後となる。 そして1978年の「JOHNNYS' ジュニア・スペシャル」解散以降、ジャニー喜多川は“ジャニーズ・ジュニア”という呼称はもう使いたくないとして、意図的に封印する (錦織一清がラジオ、植草克秀がテレビ番組で言及)。 その間ジュニアは、ファンたちからは「ジャニっ子」、事務所内では「ジャニーズ少年隊」と呼ばれていた。
    1981年になり、「ジャニーズ少年隊」の名前を使った単独のグループが結成される (少年隊の前身グループ)。 これにより、ジュニアは「ジャニーズ・ジュニアーズ」という名称で復活する。 テレビ東京の『ザ・ヤングベストテン』(1981年10月6日 - 1982年9月21日)や『レッツGOアイドル』(1982年10月16日 - )にて、この名称で登場。 その後、「ジャニーズ・ジュニア (ジャニーズJr.)」の名称へと戻っていった。
    1990年代半ばになると、番組名に「ジュニア」の名を冠したテレビ番組を持ち、その後も東京ドームなどの3大ドームや日本武道館でコンサートを行うほどの人気を獲得。
    この他、ユニットに所属していないジュニアに対する総称として「Jr.BOYS」という名称も存在した (ただし単独グループの名称としても使われている。詳細はリンク先を参照)
    嵐のバックを務めるジュニアに対する総称としては、「嵐組」も存在した。

  • ジュニアは長らく、ジャニーズ事務所とは契約書を交わさないまま芸能活動をする存在であったが、2018年より、第一線で活動するジュニアたちは事務所と正式に「年間専属契約」を結ぶように改定された。

  • 2019年3月1日、ジュニアの公式エンタメサイト「ISLAND TV」開設。

  • 2021年1月16日、ジャニーズ事務所はコーポレートサイトにて、ジュニアに対して22歳での「活動終了制度」を設けることを発表。 これは、満22歳に到達したジュニアは、“ジュニアとしての活動継続”について事務所と話し合いの場が持たれ、最初の3月31日(締め日)が到達するまでの間に“双方”が合意すればジュニアとしての活動が続くが、合意に至らない場合は退所(リストラ、自主退所の2種)となるもので、最初の締め日は、制度の発表から2年後の「2023年3月31日」とした。
    よく、「22歳までにメジャーデビューできなければ退所」という“定年制度”だと誤解されてしまうが、双方が合意さえすれば22歳以降でもジュニアとしての活動が継続できるので、一つのボーダーラインではあるが、定年制度ではない。 ジャニーズ事務所の公式発表でも、「年齢制限に関わる制度」との表記であり、「ジュニアの年齢を22歳までに制限する」と断定している訳ではない。 [1]
    そして最初の締め日である2023年3月31日、22歳未満の者も多数含めた、関東Jr.14名、関西ジュニア2名の、計16名が一斉に退所となった。

  • 2023年8月20日、「ジャニーズJr. Official Website (後の「ジュニア Official Website」)」を開設。 同時に2019年3月1日に開設されたジュニアの公式エンタメサイト「ISLAND TV」も統合された。 これを機にジャニーズ事務所への入所方法(ジュニアへの応募)が郵送ではなくWEBだけとなり、入所が容易くなった。

  • 2023年10月、ジャニー喜多川の性的児童虐待問題を受け、浅草の「マルベル堂」が自主規制により、性犯罪者「ジャニー喜多川」を想起させる名称のグループだとして、1970年代の「ジャニーズ・ジュニア」の生写真のネット上での販売をすべて禁止にする。[1]

  • 同月17日、同虐待問題を受け、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)がジャニーズJr.を「ジュニア」に改名。



ジュニア 一覧 (関東組)

  • 1950年代生まれ 

  • 1960年代生まれ 

  • 1970年代生まれ 

  • 1980年代生まれ 

  • 1990年代生まれ 

  • 2000年代生まれ 

  • 2010年代生まれ 

  • 生年未詳 

  • ジュニア 現役グループ一覧 
    • HiHi Jets 
        (旧名:HiHi JET → HiHi Jet → HiHi Jets → HiHi Jet。 略称:HiHi。 由来は初期メンバーの頭文字と「Johnny's Entertainment Team」の略。ファンネーム:H・A・Fハフ。「HiHi Accelerate Famiglia」の略)
    • 少年 (2019年1月7日よりこの名前に。旧名:Tokyo Boys → 東京B少年 → Sexy美少年)
    • 7 MEN 侍 (セブンメンさむらい。 略称:セブメン。ファンネーム:痺愛ひめ 〔当初は姫〕)
    • SpeciaL 
        (2022年12月4日よりこの名前に。命名者は井ノ原快彦。旧名:ジャニーズJr.SP (ジャニーズ・ジュニア・スペシャリスト → ジャニーズ・ジュニア・スペシャル) → Jr.SP (ジュニア・スペシャル)
    • 少年忍者 
        (旧名:ちびっこ忍者!。「少年」の部分が小さくなっているのは、過去に存在した同名ユニット「少年忍者」と混同させないため)
    • Go!Go!kids (2021年11月結成。2022年5月3日命名。旧俗称:ローラー隊)


関西ジュニア 一覧

愛称:関ジュ関ジュニ。  関西ジュニアの入所日順のリストは、「入所日順リスト」を参照。



名古屋ジャニーズJr. 一覧

詳細は 名古屋ジャニーズJr. 一覧 を参照。



元気Jr.

詳細は 元気Jr. を参照。



ゲスト参加者

「ゲスト」とは、ジュニアである友人の付き添いや、他のプロダクションなどからの出向で、ダンスレッスンを体験させてもらった者。 つまり、ジャニー喜多川による審査を通らずにレッスンに参加した者。

五十音順

  • 大崎丈二じょうじ (後の高知東生たかち のぼる

       

       

  • 高松一秀 

       

  • 中山秀征ひでゆき 

       

  • 山根健一 

       

  • 村野功明のりあき 

       



『ジャニーズJr.名鑑』

詳細は 『ジャニーズJr.名鑑』 を参照。



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関連項目



外部リンク








出典:フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』より改訂
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