Archive of STARTO





ANKH

    


ANKH(アンク)は、かつてジャニーズ事務所に所属していたバンドグループ。
1980年結成。 1982年3月解散。  前身ユニットはギャングス




メンバー

  • 柴谷英樹 (しばや ひでき、後の東真司、1960年11月21日生まれ)
      東京都小平市出身。 サイドギター、リードボーカル担当。

  • 大野祥孝 (おおの よしたか、1962年2月15日生まれ)
      東京都練馬区出身。 キーボード、ボーカル担当。

  • 長谷部徹 (はせべ とおる、1963年6月21日生まれ)
      千葉県習志野市出身。 ドラム担当。

  • 松原秀樹 (まつばら ひでき、1961年11月2日生まれ)
      大阪市住吉区出身。 ベース、ボーカル担当。 伊藤脱退後のリーダー。

  • 曽我泰久 (そが やすひさ、1963年1月7日生まれ)
      東京都北区赤羽出身。 リードギター、ボーカル担当。

脱退メンバー

  • 伊藤栄悟 (いとう えいご、1959年5月4日生まれ)
      愛知県名古屋市生まれ、長野県松本市育ち。 リードギター、ボーカル担当。 初代リーダー。


概要

  • 川ア麻世などのバックバンドとして活動していた「ギャングス」に、新たにリードボーカルの柴谷英樹と、音楽経験の豊富な伊藤栄悟とを迎えることで生まれたバンド。
    グループ名の「アンク」とは、古代エジプトで「生命の象徴」として用いられた象形文字のことである。 そのため、「音楽の生命を見つめなおすことから出発したい」との考えから、バンド名に引用した。

  • 1980年7月21日、シングル『イマジネーション』にてレコードデビュー。

  • メンバーの柴谷樹は、当時よく「柴谷樹」と誤表記されることが多かった。 当時のアイドル雑誌、レコードの歌詞カード、映画『ハイティーン・ブギ』出演時のクレジットなど、あらゆる場所で「秀樹」と誤表記されている。

  • 自分達のオリジナル楽曲の他にも、山下達郎や浜田省吾などの曲をよくステージで披露していた。

  • 1982年3月、「新宿RUIDO」で行われたライブで解散。

解散後

  • 柴谷英樹は事務所を退所。 後に「東真司」に改名し、映画監督に転身。

  • 松原秀樹曽我泰久は事務所に残り、ANKH解散と同時に既存バンド「村田勝美 & クエスチョンズ」に加入。 その後、「村田勝美 & クエスションズ」、「村田勝美 & クエッチョンズ」、更に「村田勝美 & ハイクエッチョンズ」へと改名していった。 更に曽我は、1983年より「THE GOOD-BYE」のメンバーとしても活躍した。

  • 大野祥孝は事務所を退所。 1984年に、知人の紹介でホリプロ傘下の音楽制作&ミュージシャン派遣会社「新音楽協会」へ入社。 ミュージシャンのコーディネートを主に、タレントのマネージメントや音楽制作も担当。 やがて新音楽協会の常務取締役、および「東京音楽事業者連盟 (略称:音事連)」の理事に就任した。
    また、2003年より数多くのテレビドラマで劇伴制作をするようになった他、2007年には映画『クローズZERO』のレコーディング・コーディネーターを務めた。
    曽我の2010年5月19日付のブログにて、大野の近影が掲載される。 [1]
    2013年1月、大野が理事を務める東京音楽事業者連盟が、日本音楽スタジオ協会、演奏家権利処理合同機構MPNと共に、新団体「レコーディング三者協議会」(通称:Recording Forum、略称:ref)を設立。

  • 伊藤栄悟はデビュー後半年ほどで病気療養のために入院し、1981年に脱退、および事務所を退所。 1989年に豊川誕が結成したバンド「MESSIAH (メサイア)」にギタリストとして参加した。


主な出演

バラエティ番組

  • NTV紅白歌のベストテン (1980年7月21日、日本テレビ)
  • たのきん後楽園コンサート -5万人大集合!真夏の祭典- (1981年、日本テレビ)
  • 他・・・


ディスコグラフィ

シングル

  • イマジネーション c/w 至近距離クローズ・アップ (1980年7月21日)
      A面曲は日本テレビ『24時間テレビ 愛は地球を救う』のイメージソング。 B面曲の作曲は曽我、作詞は松本隆。

  • 未来に向って c/w 鉄腕アトム (1980年10月21日)
      ANKHが担当している楽曲は、日本テレビ系アニメ『鉄腕アトム』のエンディングテーマでもあったA面の『未来に向って』のみ(作詞:手塚治虫、作曲:三枝成彰)。 なお、『鉄腕アトム』がアメリカやフランスで放送された際、この曲も外国の歌手によって、英語やフランス語でもカバーされた。

  • 愛の星 c/w フウムーンのテーマ (1981年3月)
      ANKHが担当したのはA面の『愛の星』のみ。 B面はインストゥルメンタル曲。
      『愛の星』は、1980年8月31日に放送された日本テレビ『24時間テレビ 「愛は地球を救う」3』内のスペシャル手塚アニメ『フウムーン』の挿入歌。

  • SHE・愛・最前線 c/w ふりむくなオンナ達 (1981年6月21日)

アルバム

  • 鉄腕アトム オリジナル サウンド・トラック
      (LP:1980年12月5日、CD:2003年3月26日、SHM-CD:2009年10月21日)
      日本テレビ系アニメ『鉄腕アトム』のサントラ盤。 この中でANKHは、『僕らは愛のメッセンジャー』、『未来に向って』、『鉄腕アトム』、『翼あるものたち』の4曲を担当。

  • FIRST WAVE (LP:1981年8月5日、MEG-CD:2013年1月23日)
      「MEG-CD」とは、客からのオーダーを受け、ライセンス許可された店舗でのみ生産販売可能なシステム。 盤の仕様はCD-R。
    • A面 
      1. SHE・愛・最前線
      2. リメンバー・シーズン
      3. ストーンズにあこがれて
      4. 至近距離クローズ・アップ 
      5. サン・ゴーズ・ダウン
    • B面 
      1. ふりむくなオンナ達
      2. センチメンタルロッカーズ (リードボーカル:曽我)
      3. 白い夜 (サイレント・ナイト) (リードボーカル:松原)
      4. エンジェル・アイズ (リードボーカル:大野)
      5. イマジネーション
  • 鉄腕アトム ソング・コレクション (2003年4月2日)
      『鉄腕アトム』の実写版テレビドラマや歴代アニメのサントラ盤。 ANKHの曲は、『僕らは愛のメッセンジャー』、『未来に向って』、『鉄腕アトム』、『翼あるものたち』の4曲を収録。


外部リンク








出典:フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』より改訂
Text is available under


We welcome links from other websites.
Copyright of my site's all original sentences © Archive of STARTO. No rights reserved.

inserted by FC2 system